1983-03-09 第98回国会 参議院 予算委員会 第2号
○国務大臣(中曽根康弘君) 瀬戸山さんの速記録、私拝見いたしましたが、瀬戸山さんが御著述になりました「改憲論語」という本について、文章を引用しながらいろいろ御質問があったのでございます。
○国務大臣(中曽根康弘君) 瀬戸山さんの速記録、私拝見いたしましたが、瀬戸山さんが御著述になりました「改憲論語」という本について、文章を引用しながらいろいろ御質問があったのでございます。
その際に、私が党の憲法調査会長をしておりますときに書きました一般論、憲法問題に対する理解をしていただきたいということで、いろいろな意見が御承知のように世間にありますから、そういうものを含めて、妙な言葉でありますけれども憲法を論じ語るというやさしい本を書こうということで書いた本を持ってみえまして、「改憲論語」ということでございますが、それにあるものをそこで引用しながら聞かれますから、書いてあることをそれはうそを
大臣のお書きになった「改憲論語」にもいまお話しのような点は出ておりました。これを読ましていただいたのですが、題名も「改憲論語」と書いてございますし、中身も多少砕けた文章になっておりますから、これをとやかく申し上げるつもりはございません。非常に興味深く拝見いたしました。
この「改憲論語」というのをいただいたのですよ。私は、瀬戸山先生の法務大臣のころから、前からよく知って、非常にりっぱな人柄で尊敬をしております。私はうそを言うのが嫌いなものですから、いつも本当のことを言うのです。(「尊敬しているなら聞いちゃいかぬ」と呼ぶ者あり)いや、尊敬しているからこそ聞くのですよ。 そこで、先生、「憲法に検討を要すると思われる点」というのがあるわけですよ。
今年の春には持論の自主憲法制定論をまとめた「改憲論語」という書物を出版されておられます。その考え方でまさか教育行政をなされるとは思いませんが、瀬戸山文部大臣のお考えをお聞きしたい。